みなもと太郎と千中ミュージックホール

千中ミュージックは昭和末期まであったストリップ劇場である

京都の千本中立売なので「せんなか」を冠する

昭和62年に火事でその歴史を終えた

出火した時は、踊り子のお姉さん達が裸で飛び出して来るのを

期待した野次馬が固唾を飲んで燃えるホールを取り囲んだ

という情けない伝説が一部で語り継がれている

 

実は昭和45年に少年マガジンで連載された

みなもと太郎の「ホモホモセブン」という実験的ギャグ漫画に

「万中(まんなか) ミュウジック」として描かれている劇場が

それがまだ営業中の千中ミュージックホールのパロディだった

みなもと太郎は京都出身の漫画家で最近まで現役 

今は鬼籍に入る

火が出たのは6月11日 その日も近い

37年経った今では、当地を訪ねても何の面影も偲べない

 

......合掌